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Episode 128 寝台特急 なは/あかつき 最後の乗車

2007年8月10日。実家へ里帰りの日です。新大阪駅の18番ホームへ静かに到着する寝台特急「なは/あかつき」京都ー熊本/長崎行き。シャッターのタイムラグでちょっと意図しない画像になりました。
ブルートレイン「なは/あかつき」は2008年度春のダイヤ改正で廃止となります。
「需要減少」が表向きの理由で、他にも「銀河」が廃止、残る他の列車も運行本数の減少など、ブルートレインの時代は静かに終わります。
今後は思い出の列車となってしまうのかと思うと何だか寂しくなります。


 下りの編成は、先頭1~4号車が熊本行きの「なは」で、5~10が「あかつき」長崎行きとなっていました。


 2度目の乗車となる10号車のレガートシート(リクライニングシート)車です。この車両だけ外観が異なります。
レガートシート車のデッキ出入り口側には、ロビーコーナーが設けられ、ソファーとテーブル、飲料の自動販売機が設置されています。


 下りの編成は、先頭1~4号車が熊本行きの「なは」で、5~10が「あかつき」長崎行きとなっていました。


 最後の運転日、いつものように近くにある総合運転所から京都駅へゆっくりと入線に向かう姿を事務所のドアのところから見送りました。小雨が降る夜でした。(2008年3月15日)
はじめてこの列車に乗車したのは国鉄時代で、当時は新大阪~長崎/佐世保間の運行だったと思います。30年位前になりますか.....下車した新大阪駅ホームは朝の通勤ラッシュ時間帯。
列車を降りた途端に、のんびりした長崎とは違う空気感を今でも覚えています。すぐに乗車した京都へ向かう電車には大勢の通勤客がひしめいていました。やがて25年間勤める会社の面接試験へ向かう日の事でした。

2007年8月10日撮影