木津川に架かる「いったいいつの時代の橋?」と驚いてしまうような丸太の杭を打った橋脚と木板で造られた歩行者専用の橋。長さは360mありますが、欄干は一切ありません。
流れ橋という名のとおり、木津川が増水したら橋脚を残して橋板は流されます。wikiによると、1953年の架設から2016年までの間に21回流されているようです。
基本的に、橋板は固定されてなく増水したら流れるように作られています。数分割された橋板はワイヤーで橋脚に繋がれていて、水が引いた後手繰り寄せて元に戻すという仕組みです。
橋板を流す事で水圧を分散して橋の全壊を防ぎ、同時に流れを塞き止める事もないようです。周囲には民家や電柱、電線等人工物がなく、時代劇にはもってこいのロケーションです。
この日、自転車を押して向こう岸に渡り、国道を経由して京都まで帰りました。約70キロの走行でした。
撮影:2006年5月14日