旅のひとこま 8 > Episode 270 空の上から

Episode 270 空の上から

 大阪(伊丹)空港から長崎空港へ向けて飛び立って、まだあまり時間が経過していない神戸市上空です。六甲アイランドとポートアイランドの一部が見えています。今回のエピソードとこの画像とは直接関係はないのですが、同じ空路という繋がりからこの画像を選びました。
季節までは覚えていませんが、既に暗くなった長崎空港へと着陸体制に入り、大村湾上空でゆっくり高度を下げている飛行機のウインドウ越しの情景です。灯りがなく暗いはずの海なのですが、飛行機の接近で震えるように波立つ海面に月明かりが映り込む幻想的な瞬間に遭遇しました。 これは「月の道」と呼ばれており、満月の日の月の出時間から1時間以内という狭いタイミングで、海辺でないと見る事ができない貴重な現象といわれています。当時の月が満月だったのかは若江いませんが、ほぼそれに近い丸い月だったと思います。
飛行機の移動に合わせて光の道も移動するので、陸上から見るよりも更に綺麗だったのではないでしょうか。

撮影:2006年6月24日