旅のひとこま

旅のひとこま 8 > Episode 279 雲仙小地獄温泉

Episode 279 雲仙小地獄温泉

 駐車スペースにクルマを留めてドアを開た途端に周囲には硫黄の香りが満ちています。雲仙小地獄温泉は、源泉直下にあるため直接湧き出た白濁の湯が注がれる源泉かけ流しの温泉です。
白濁の湯は少し青磁色味を帯びた色に見えました。湯船から溢れた湯だと思いますが、温泉の建物近くの側溝を湯煙を上げながら勢いよく流れ出ていました。「勿体ないな」と率直に思いました。
偶然にも2年連続で別々の友人に連れられて新年早々に訪れています。この日は2度目に訪れた時になります。初めて訪れたのは、まだ京都に住んでいた頃の年末年始の休暇時でした。
確か500円以下の入泉料という信じられないリーズナブルな温泉。面識がなかった別々の友人なのですが、流石に良い場所を知っていますね。1731年に湯治場として開かれた雲仙で唯一といわれるにごり湯の小地獄温泉でした。

撮影:2009年1月3日