一面に咲き広がる白い小さな花。杉の木が生茂る山裾に寄り添うように建ち並ぶ茅葺き屋根の家々。他のepisodeでも紹介していますが、何処か懐かしいこの集落があるのは、京都府南丹市美山町北村「かやぶきの里」です。
かやぶき民家約40戸が現存しており、歴史的景観の保存度への評価も高く1993年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。京都市内から国道162号線を1時間半ほど北上すると見えてくる目印の赤い橋。
国道を右折し、由良川に沿って上流に向け府道を少し走ると辿り着けます。国道162号線はクルマで走るだけでも楽しい道路で福井県小浜市ヘ抜け、若狭湾へ行く事ができます。大した目的がなくてもよく走った国道です。「かやぶきの里」も積雪の時季を除き沢山出かけました。一面に咲き広がる白い小さな花は蕎麦の花です。
撮影:2008年9月15日