ミニミニオーバーフロー水槽で始めるマリンアクアリウム①

水槽は、GEX aquarista『Glassterior AGS SLIDE OF-230』という2022年秋に登場していた『スライドろ過システム』を備えたオーバーフロー水槽です。
前日の夕方に迎えたシッタカ貝、マガキ貝、ヤドカリが、3匹揃って凄い勢いでサンゴ砂やライブロック、ガラスをきれいにしてくれています。
※6月25日夕方の撮影です。

水槽は先に届いてましたが、水槽台の良い物が見つけられずの状態でした。
ようやくコスパの良い台代わりの棚(耐重量:90kg)が見つかり購入しました。
毎回商品チェックしていたマロンと変わらない事をするひなた。
※6月12日の撮影です。

棚や水槽、ライトのセッティングが終わりました。
照明のタイプはかなり悩んだ末にLEDスポットライトにしました。水槽の上部の壁に小さな棚を取り付けて、クリップ付きのE26ソケットを使用してライトを取り付けました。
水槽に付属で付いていたLEDライトはマリンアクアリウムには不向きな感じなので、淡水水槽の補助照明に使っています。
※6月12日の撮影です。まだ何も入っていません。

サンゴ砂、ライブロック、バクテリア等を入れたのが6月中旬でした。
約30年ぶりに人工海水を作りました。以前は水量約150リットルでしたが、今回は水量約13.5リットルです。約3リットルが濾過槽です。オーバーフローですが、水の落下音は全く聞こえません。写真のスポットライトは5Wですが、後日14Wのものに交換しました。
※6月15日の撮影です。

数回水換えをして、アンモニア、硝酸塩、亜硝酸塩がほぼ検出されなくなった今月24日に生体をお迎え。
生体は苔取りが主な目的で選んだシッタカ貝、マガキ貝、ヤドカリです。
既にお約束の茶ゴケが砂やライブロックに目立ち、ライブロックにはふわふわした苔なのか藻なのがが付着状態でした。かなり汚い。
みんなの仕事ぶりに思わず見入ってしまい、撮影時点ではガラスとサンゴ砂がかなりきれいになっています。
※6月24日夕方の撮影です。

6月25日の時点で相当きれいになっていたんですが、少し残っていたフサフサした苔?もほとんど無くなりました。海藻じゃないのかな?と思っている小さな芽のようなものが数箇所残るのみです。ほぼ苔が発生する前の状態です。サンゴ砂の苔も見る限り完全に消えました。シッタカ貝、マガキ貝、ヤドカリ揃って良い仕事をしてくれます。
シッタカ貝は、主にガラス担当ですがライブロックの苔も熱心に食べてます。
マガキ貝は初めて迎えましたが、相当強力!サンゴ砂の茶ゴケを短時間できれいにしてくれて、ライブロックの苔も食べてくれます。仕事が早い!
ヤドカリは地道に苔をハサミでむしり取って食べてくれます。
※前日の朝、ヤドカリが見当たらなかったので救助のために若干ライブロックが動いてますが、人為的な掃除は一切していません。

エーハイムのダブルタップが折れた!

上は急遽アクアリウムショップへ行って購入したダブルタップです。下がホースを差し込む部分が根本から折れてしまったダブルタップです。
本来は、昨日届いたEHEIM clasic 2215用のインペラーとOリングを交換するだけの作業予定でした。
そんな事しなくてよかったのに、昨夜あるYouTubeを見ていたら「ダブルタップには向きがあります・・・・・・」とか説明している動画があり、それが気になりダブルタップの向き合わせのためにホースの抜き挿しをしていました。
最後のホースがやけに硬くて、抜くのに苦労している間にダブルタップごと折れてしまったという訳です。寒い季節なのでホースが余計に硬化していたのでしょう。ホースをお湯に浸ければ全く問題なかったかも知れないし、相当古いのでもう樹脂が経年劣化していたのかも知れません。
もう1セットのダブルタップの劣化も気になるところです。破損したダブルタップを簡単に調べても劣化しているようには見えないので、硬いホースをグリグリしたのが良くなかったのかなと思っています。

メイン作業のインペラー交換については、これまで使っていた古いインペラーがいつからのものなのか、もう覚えていません。京都に住んでいる頃に90センチ水槽で海水魚を飼ってましたが、EHEIM 2227(ウエット&ドライ)ともう1台体制でレイシークーラーの海水循環用兼外部濾過フィルターとして使っていました。その頃も10年以上稼働していたと思いますが、その間にインペラーやスピンドルを交換した記憶がありません。忘れているだけかも知れませんけど。
というのも、まだまだ綺麗な状態である事と、新しく交換したものと比べてもパワーの差を全く感じません。新しいインペラーに交換して水流が強くなり過ぎたらどうしようと気にしていましたが全く余計な心配に終わりました。
2021年8月から再稼働を始めたEHEIM clasic 2215ですが、その時にスピンドルのみを交換しています。Oリングやインペラーはきれいだったのでそのまま使用していました。

水流ですが、変わらないどころか少し弱い気さえします。まだ若干エア噛みしているようなので様子を見ます。
本体は、旧60Hzモデルで、交換インペラーは現在50Hz/60Hz共通になっているようです。旧2215の60Hzは共通インペラーを使用、旧2215の50Hzは共通インペラーの使用不可とあり、50Hzインペラーが販売されているようです。

2025/06/12:追記
インペラーを押さえる樹脂パーツが残り1mmほど押さえきれてなかったのが原因なのか?先日フィルター掃除後にしっかりセットしたところこの3倍くらいの水量になりました。
少し遊びがあって水流が弱かったのかも知れませんが、特に異音もなく稼働していました。

ボトル水槽近況

ひと月前には、このシリンダーボトル水槽に4尾のアカヒレがいました。
当初は少し大きく育ってから2尾をもう一つのボトル水槽へ移そうと思っていました。
小競り合いが多く、フィンスプレッディングだけならいいのですが、おとなしい個体を追い回す様子が鬱陶しかったので、いちばん追い回されていた1尾をエビ達のいるボトルへ移動しました。その後もう1尾を移動しました。
ここには2尾のアカヒレとシェルター代わりの流木を追加しました。

左側の濾過槽には、窓の外のビオトープからグロッソスティグマを少し移植してみました。水上葉が上手く育つか試しています。
流木手前は石に巻かれたウィローモスです。枯れかけてましたがこちらに移動してから少し復活しているようです。

カイミジンコが驚くほどいなくなりました。人の目には判らないくらい小さな幼体のカイミジンコを2尾のアカヒレがしきりに啄んでいます。新しく産まれた個体が成長する前にかなり食べられて減っているのではないかと思います。大きな個体は寿命で自然に減ると思うので、カイミジンコが増え過ぎていっぱい泳ぎ回って大変という環境は免れてます。1mm程の大きな個体はほとんど姿を現さず、スポイドで毎日50匹以上捕まえてた作業はもう不要となりました。
アカヒレも無理に大きな個体は食べないようで排泄にも問題はなさそうです。
カイミジンコも適当にいてくれた方が、残餌の処理など、水質悪化を抑えてくれるメリットはあります。
このボトルですが、水がすぐに緑色に濁り大変でしたが、奥にある水草(ハイグロフィラ ポリスペルマ)を追加したら透明度が増してます。何かでそんな事を聞いたので試してみましたが、富栄養化した水を改善すれば植物プランクトンが減るようです。頻繁に水換えしてもダメだったのに、この水草は効果的なようです。
すぐ伸びてしまうロタラは後日トリミング予定です。

相次ぐ突如の別れ

ボトル水槽内で3尾で安定して過ごしていたと思われたブルージェリーシュリンプですが、8月だったかに1尾が見当たらなくなってました。飛び跳ねたのかと探しましたが見当たらず。抜け殻はよく見かけるのに、亡骸はありません。何処から来たのか、以前からカイミジンコが発生しているので全部食べられてしまったのか?謎です。
現在は、2尾のブルージェリーシュリンプと2尾のアカヒレ、1匹のラムズホーンが過ごしています。水草を増やしたのが良かったのか、植物プランクトンで緑色に濁る水も随分澄んできました。
アカヒレは最近仲間入りしましたが、目に見えないくらいの小さなカイミジンコ等をしきりについばんで食べている様です。そのせいか、1mmくらいの最大の大きさになってるカイミジンコも、警戒しているのか表に現れなくなりました。
アカヒレも無理に大きなカイミジンコを食べようとはしないので、ちょっと心配していた消化不良もなさそうです。
これでカイミジンコが爆発的に増える事はないかなと期待してます。

そして、先月9月7日に元気だったメダカが儚くなってしまいました。
その2日前頃から、食欲がなくなり心配していた最中の事でした。外見には全く異常は見られませんでした。
このメダカ2022年7月にビオトープに迎えたメダカなのか、その後ビオトープで産まれたメダカなのかは不明です。
せめて寿命を全うしてくれていたら良いのですが。
昨年の冬を前にビオトープからボトル水槽に引越して、今年5月に発症した「口ぐされ病」の治療のため別水槽で約1週間の薬浴治療を行いました。甲斐あり無事に完治しました。
その後は、上部濾過フィルターを設置したシリンダーボトル水槽(max水量 4L)で飼育していました。
無事に完治はしたものの、口周りは上顎の一部が僅かに欠落変形しているようでした。でも問題なく食べる事はできるので、口周りも元どおりに再生するのかなと見守っていました。ストレスになる水流も少なく快適な環境だったと思います。(多分)
室内飼育なので、長生きしてくれるかなと期待していたのですが残念です。
今は、2尾のアカヒレが元気に小競り合いをしながら過ごしています。

30センチキューブハイタイプ水槽から45センチ水槽に変わってからも悲しい出来事は続きました。
2010年2月末にエアポンプのチューブよりも細くて、全長4センチほどのクーリーローチを2尾迎えしました。2015〜2016年頃に1尾だけになりましたが、お盆過ぎ頃までは流木の隠れ家を抜け出して時々姿を見せてくれてました。夜行性という事もあり、これまでも稀に姿を見るのが日常でした。
最近姿を見ないけど元気なのかな?と気になった先月末の水換え時に流木を動かして探してみましたが見当たりません。砂に潜るので、その後もプロホースで砂利掃除しながら気をつけつつ探しましたが見つかりません。これまで14年間も元気にしていたのに残念です。
そう思いながらも、ある日姿を見せてくれるのではないかと期待もしてます。何せ亡骸も見当たらないままなのです。

今年の5月頃から仲間入りしているコリドラスパンダ。最初に2尾迎えてましたが、1尾が突然命を落とし、更に2尾迎えて最近まで3尾で過ごしていました。
先週土曜日に、3センチ足らずの小さな個体のおでこ付近に小さな擦り傷を発見しました。水かび病らしきわた状はなく、翌日には回復傾向に見えたので水換えをして様子を見る事にしました。傷は段々目立たなくなっている様でしたが、少し元気がない気がした月曜日の朝、出勤日という事でそのまま外出しました。
夕方戻ってみると姿がない!嫌な予感を感じながらガラス蓋を取り外して探してみるとミクロソリウムの葉の上で既に硬直していました。

尊い命を沢山奪ってしまって申し訳ない気持ちです。

猫も多いし、ビオトープにはメダカは入れていませんが、グロッソスティグマがご覧のようにめちゃくちゃ増えてます。
地上のオリヅルランの根元には水上葉も育ってます。凄い生命力です。

多分冬には水上葉は枯れるかも知れません。水中の葉も白化して成長を止めると思いますが枯れる事はないと思います。

30cmキューブハイから45cmレギュラー水槽へ

きっかけは少し前の休日の朝、5分以内の停電が何度かありました。
早い朝ではありませんでしたが、まだ眠ってました。突然無音になると目が覚めるものですね。日頃全く気にならないEHEIM2215のモーター音ですが、音が消えた瞬間にハッと目覚めます。一瞬何事か判らないんですが、再び電気が繋がるとフィルターのカタカタ音で飛び起き電源プラグを抜きました。
これまで外出中に停電にあう事がなかったのが不思議です。フィルターは水位よりは下に設置していますが、水槽台の高さが36cmと低い事と、ホースの長さが適切ではなかったためサイフォンの原理が働かず非常に危険な状態だった訳です。
今後危険にさらされる事がないように60cmの高さの水槽台を購入しました。
ただ、30cm✕30cm✕高さという台が精神的にも不安定な気がして、45cm✕30cm✕60cmの商品を選びました。

後は休日に水槽の水を大きなバケツに移して・・・と作業手順を考えていたんですが、水槽の寿命ってどれくらいなのかが気になり始め、調べると「数年~10数年」だったり「淡水魚の水槽でおよそ4~6年が買い替え目安」とか・・・
シリコンの状態は特に大きな劣化はない状態だとは思いましたが、2011年に購入とかなり古いので安全のために45cm✕30cm✕30cmの水槽を購入しました。45cm✕30cm✕40cmと悩みましたが価格差がかなりあったのでハイタイプは諦めました。

引っ越しは無事に終了し、魚たちも皆元気です。少し広くなったので伸び伸びしているようにも見えます。全てではありませんが、砂を洗いながら入れたのが良かったのか、硝酸塩濃度も下がりました。

EHEIM2211を使用していた頃です。本体のサイズも小さいし、ホースの長さ等の設置も普通だったので、サイフォンの原理は働いていました。もう少し高低差がある方がスムーズではあると思います。

2021年5月撮影。水槽の水換えをしていると必ず邪魔な場所で寝そべるマロン。
マロンと過ごした日常が、どんどん思い出に変わってしまうのが何だかとても寂しい気持ちになります。

最後にメダカ水槽ですが、ようやくバクテリアが定着してくれたようで、亜硝酸塩が検出されなくなりました。底床を入れたのが良かったのかな?と思ってます。