回想録 其の三 京都から長崎へ

京都市の南西部に隣接する田舎街の暮らしは、都合によりわずか1年半程で終わりました。研修期間に1週間ほど滞在した寮を除き、30年に渡り、京都で4ヶ所住んだ中では一番居心地の悪い所でした。
既に前日に荷物は出発しています。掃除が終わり、鍵も返して、これから実家へと向かう日。
2008/11/27の正午前です。

Photo:iPhone 3G



わずかに残っていた荷物、昨夜使ったブランケット等をクルマに積み込み、いよいよ出発です。午前中は日射しもあったのですが、西へ向かうにつれ天気は悪くなり、最初の休憩地「鳥取砂丘」では雨が降っていました。

Photo:RICOH R8



京都を発ち、国道9号線をひたすら西へ。引越疲れと、若干の二日酔いもあったので、初日はあまり走行せず、「松江市」のホテルを予約。まだ明るさの残る夕方にチェックイン。ホテルの近郊を歩き、良さげな居酒屋へ….「ビール&魚」の夕食。
翌朝、チェックアウト後撮影の一枚は、「宍道湖」です。この翌週は山陰地方は雪だったと記憶してます。積雪の多い地域、危ないところでした。
2008/11/28

Photo:RICOH R8


画像は、休憩中の島根県 浜田市付近の海岸です。凄い風でした。空は鉛色なのに、不思議に海が青かったのを覚えています。

Photo:RICOH R8



島根県 益田市で、国道9号線を離れます。更に海沿いの国道191号線を西へ向かいます。進路方向右側は、常に日本海が広がっています。

Photo:iPhone 3G



昨日に続き、再び明るいうちにホテルを予約しました。チェックイン後、夕食までは時間が余り過ぎなので、近くを散策しました。「菊ヶ浜」という砂浜海岸へ歩きましたが、強風に傘が壊れそうなくらい…..撮影どころではありませんでした。…気を取り直して、ホテルへの戻り道、萩の城下町です。この日も、ビアホールを見つけて、生ビールと魚類(お造り)の夕食でした。

Photo:RICOH R8


翌日、まだ天気は冴えません。雨風は相変わらずです。山口県の「角島大橋」までやって来ました。面白い橋なので、向こうの角島まで行っては戻りで1時間ほど滞在。橋の長さは約2000メートルです。

Photo:RICOH R8

途中、小さな小島を回り込むようにカーブしています。リアには荷物が沢山の「CR-X」です。

Photo:RICOH R8

見晴しのいい高台まで行ったりしてるうちに、急に空が明るくなりました。海が青く色を変えます。というか、比較的浅瀬で、砂が白いからなのか、エメラルド系のブルーです。

この後も、国道を走り続けるつもりでしたが、「関門トンネル」が全面通行止めの為、仕方なく「関門大橋」へ。つまりは中国自動車道~九州自動車道を走る事に。すぐに国道へ戻るのも面倒なので、クルマが比較的少ない佐賀県中央部まで高速道路を走行しました。 2008/11/29

Canon EOS 10D