雨の土曜日です。
20日間に及ぶ仔猫の片想いは、ついに叶う事なく本日幕切れとなりました。
旅立つ直前の玄関先にて、キャリーケースの中から仔猫が見つめている先にはマロンがいます。
軽く近づき、すぐにそっぽを向くマロン。
あっけないふたりのお別れでした。
でも、幼い彼女が必死でマロンを選んだ事で、もしかすると失くしてしまっていたかも知れない命を繋ぎとめ、新しい里親のもとで過ごす幸せを手に入れる事ができたのかも知れません。
仔猫は去りましたが、何事もなかったかのように窓辺のカゴの中から雨が降り続く外を眺めているマロンです。
Photo:OLYMPUS XZ-1