孵化して、271日目となるゴールデンハニードワーフグラミー。右上の2尾が子どもたちです。左がオスで、右はメスのようです。
このメスには、ひと月程前ハプニングがありました。
餌やりの時に5尾いるはずのグラミーが4尾しか見つけられません。「飛び跳ねたのかな?」と周囲を探しても見当たりません。何となく予感がして流木を持ち上げると、水草を流木に活着させる為の、ケーブルバンドのせまい隙間に挟まって動けない状態でした。
幸いにも命は無事でしたが、動けない間にエビに食べられたのか?酸欠の影響か?…、原因は判りませんが、尾ビレがほぼ根元から欠落していました。解放されても、泳げずに底にじっとしている状態で、餌も食べません。このまま衰弱してしまうか、尾の傷口から菌が入って・・・とほぼ諦めていましたが、2日後あたりから懸命に餌を摂るようになり元気を取り戻します。白くカビっぽかった尾の状態も改善されてきているようです。
以前飼っていた海水魚で、喧嘩ばかりしていたコバルトスズメなんかもよくヒレを食いちぎられたりしていましたが、問題なく再生していたので、もしかしたら・・・という期待もありました。でも、全部欠落してるしなぁ?
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尾ビレの先まで櫛状に骨があるんじゃないかと思いますが、問題なく再生しました。
人で例えたなら、手首から欠落したその先が、ひと月で自然に元どおりになるようなものですから、素晴らしく画期的な生物です。
とにかく、無事で何よりです。
Photo:OLYMPUS XZ-1