8年前の6月台風

かなり以前の事ですが、「随分早い時季にやって来る台風だな」という記憶が残っています。実のところ、それがいつだったかまでは覚えていませんでした。でも、少ない枚数ですが、デジタル画像が時間までも含めて、すべて記録してくれています。
そんな、記録を元に、いろんな記憶のシーンが広がります。
画像の場所は、三重県津市、伊賀市にかけて広がる標高700〜800メートルの「青山高原」です。以前は、上野市、久居市だったと思いますが、例の如く市町村合併で地名が変わっています。京都市中心部からR24〜R163と、片道約100キロ。この場所は、お気に入りの場所の一つで、何度も出かけました。余談ですが、帰路は R163〜R23〜R1経由など、遠回りだけど別ルートを走る事が多かったです。(さしおき、国道や一般道ルートを選ぶのは、より季節感や情緒を感じられるからでしょうか。これは今でも変わっていません。)
30基以上あったと思いますが、巨大な風車群(風力発電機)に圧倒されます。本州最大規模のようです。(2012年5月時点では、青山高原には、青山高原ウインドファームの20基、久居榊原風力発電施設の4基、ウインドパーク美里の8基、ウインドパーク笠取の19基と合わせて発電用風車が51基。)
ところが、大きな羽が回り続ける様子を目にする事は意外に少ないです。確か?台風が、近畿地方に最接近or上陸という前日にこの場所を訪れたのは、そんな理由からでした。
もちろん、激しく回るという訳ではないですが、それでも沢山の羽が一斉に回る光景は凄いです。「ブンブン」唸りながら回り続けており、タワー部分の根元に立って見上げると怖いくらいだったと覚えています。
これが8年前だったんですね。画像データによると、6/19-16:25です。

Photo:Canon EOS 10D

赤トンボが飛び交い、ススキが金色に輝く秋の青山高原にもう一度出かけてみたいですね。