26日の事になりますが、台風一過でいい天気になった土曜日、クルーズトレイン「ななつ星in九州」の1泊2日コースの初回列車が長崎にやって来ました。
この日、長崎本線旧線の線路を1往復半通過するとあり、長崎へ向かう場面と、諫早往復へ向かう場面を狙って出かけてきました。
最初は、マロンくんとの散歩を兼ねて、長崎駅方面へ一駅歩いた地点へ。予想を上回る見物人が既に待機していました。
線路沿いのファミレスの2F窓辺にも沢山の人影が確認できます。
ゴールドのアクセントをあしらったピカピカのうるし色のボディが、思いのほか静かにやって来ましたが、高速で走行して行ったので中々巧く撮れません。
こちらは、逆光になります。乗客やクルーが手を振っていたようですが、確認できませんでした。
写真でしか見た事はありませんが、ゴールドの菊の御紋エンブレムがヘッドマークの皇室専用のお召し列車がこんなうるし色、もしくはマルーンカラーだったと思います。
贅沢感が漂っています。
続いて、約1時間後に再び出かけました。今度は、ひとりMTBにて、博多方面へ一駅隣の駅付近の見晴らしのいい田園まで。
多分、長崎市内観光をしなかった乗客を乗せて短いクルーズ&ティータイムだと思われます。
有明海を切断する残酷なギロチンシーンで一時はすっかり有名になった諫早で折り返して再び長崎へ戻るというルートです。
往路は、旧線なのでいい天気だったこの日は、綺麗な海岸を眺める事ができたと思いますが、新線を利用する復路は地下鉄みたいなもので全く見所無しです。
ところで、通常はこんな2両編成のディーゼルカーが走るローカルな路線です。単線なので、長崎へ向かうこの列車と、当町内のメイン駅で列車交換してこの場所を通過する「ななつ星」を待っていました。「ななつ星」も当然非電化の路線を走る訳ですから、専用のディーゼル機関車が牽引しています。
さすがに、最新型で、贅沢な作りの為か先の2両編成の列車のエンジン音や「ガタンゴトン」といった音が全く聞こえてきませんでした。
僅かにエンジン音と思われる、軽やかで柔らかい唸り音が迫ってきたかと思ったら突然やって来た「ななつ星」でした。
最後尾で後押しするディーゼル機関車を含めると9両編成だったと思いますが、驚くほど静かに走行していました。
Photo:OLYMPUS XZ-1