いい天気となった土曜日、大村市で開催された「AUGM 長崎(アップルユーザーグループミーティング)」へ向かう途中の列車の車窓から撮影した画像です。上の画像に見える高架は九州新幹線長崎ルートのものです。
来春には、いよいよ北陸新幹線が開業します。これまでの長野新幹線のルートが延長し、金沢までの区間が開通します。
益々置いてかれてる感が強い長崎です。
現状での開業は、2022年度末頃を予定しているらしいですが、誰がそんな事を決めているのか?なんだかもっさいFGT(フリーゲージトレイン)とかにこだわっているようです。佐賀県内のほとんどを在来線利用する為のようですが、なんで佐賀県だけがフル規格じゃないのか?佐賀県が、自分とこの経済効果が期待できないとかで金を出したくないとか言ってるんでしょうか?
仮にこのままの予定で開業しても、博多ー長崎間は28分しか短縮できません。
143キロ程の営業区間を1時間20分も所要するのは、新幹線として大問題です。新幹線の名前を語った新特急程度だと思います。
以前にも当ブログにポストしましたが、仕事で頻繁に利用していたサンダーバードは、京都ー福井間(148.1km)を1時間22分で走っています。
新幹線だとちょうど、京都ー名古屋間が147キロと、博多ー長崎間に近いのですが、こだまでも45〜55分で結んでいます。のぞみの場合は35分です。
こんな、FGT を使った計画が実行されたら絶対に無駄です。
FGT 計画反対の声も高まっているようですが、やはりネックは佐賀県の建設費負担も絡んでいるようですね。
もっと現状を把握して、先々の事を考えて欲しいものです。
武雄市をはじめ、佐賀県内の嬉野市や神埼市、鳥栖市などの議会も昨年、全線フル規格化を求める意見書を相次いで可決したようです。
FGT だと山陽新幹線乗り入れも厳しくなるようです。JR西日本は、300km/hの新幹線が走る路線に、270km/hの列車が入る事で、ダイヤの編成作業が複雑になる事を懸念しているようで、こうなると全てが博多止まりになってしまいます。デメリットの積み重ね?
計画を見直し、フル規格で山陽新幹線へ乗り入れると新大阪ー長崎間は3時間ちょっとで運行できると思います。
こうなればメリットも大きいし、というかこれが本来の新幹線だと思います。
Photo:iPhone 5c