アクアリウムの外部濾過フィルターの濾過容量を大幅にアップしました。
EHEIM 2211からEHEIM 2215への変更です。
使用水槽は、EHEIM EJ-30H (30×30×40cm) です。
30cm水槽ですが、高さがあるのでその分やや水量が多く、約33〜34Lです。
これまで使用していた外部濾過フィルターは、EHEIM 2211(画像左)です。淡水魚飼育だと45cm以下(48L以下)での使用が適合とありますのでこれで十分でしたし、これまで何も問題はありませんでした。
この環境で、どうしても濾過能力を高めたい場合は、EHEIM 2211サブフィルターを追加するか、ワンクラス大きいEHEIM 2213にアップグレードするのが一般的だと思います。
EHEIM 2211の場合は、シャワーパイプを普通に使用できてましたが、EHEIM 2213やEHEIM 2215だと水流が強すぎて、特にEHEIM 2215だと下手すると洗濯機みたいになりかねません。
実は、EHEIM 2215は以前海水魚飼育の際に使用していました。レイシークーラーに接続してました。他にメインで、EHEIM 2227(ウエット&ドライ)も使用。水槽が90cm水槽(90×45×45cm)で、水量は約160Lでした。海水魚だった事もありこれくらいのフィルターが必要でした。
そんな訳で、新しく買い換える訳でもなく、長く眠っていたフィルターの再利用です。
Made in W-Germany 古いので当然、まだ西ドイツだった頃のドイツ製です。
久しぶりの再利用ですが、特に細かいチエックはしていません。モーターヘッドとフィルターの間に挟み込むOリングだけチェックしましたが劣化は全くなかったので、他の部位のOリングもまず大丈夫だと思います。
接続後は、当然一切の水漏れやモーターの異音もなく稼働しています。
いちばん懸念される強すぎる水流の対策として、写真の「エーハイム ナチュラルオーバーフローパイプ」を追加購入しました。接続に使う「オーバーフローパイプ(内径16mm/外径22mm用)」や各ホース類も以前のモノがあったので、ヤフオクで「ダブルタップ(内径12mm/外径16mm用)」、アマゾンで「エーハイム ナチュラルオーバーフローパイプ」の他に濾材を3種、「エーハイム コネクター (φ12/16mm⇔φ16/22mm)」、「エーハイム 2215専用 粗目フィルターパッド」を購入。
オーバーフローパイプが、EHEIM 2227で使っていた(内径16mm/外径22mm)と太いので、コネクターを使って接続してます。水の吐出側を広くすると余計に水流を弱められるかな?と採用しました。更に内径16mmの太いホース部分は余分に長いまま接続しているので水の吐出はとても穏やかです。
バクテリアの事もあるので、これまでの濾材も加えてセットが完了したEHEIM 2215に切り換え、給排水両側のダブルタップを解放した途端、水槽内の水を一気に飲み込み、水位が5cm以上下がりました。3L〜4Lほど水を加えて作業終了。
フィルター内の空気抜きが落ち着くと、モーター音は静かになりました。
ハイタイプとはいえ、30cmの小型水槽に新規でEHEIM 2215を使用する事は誰もすすめたりはしないと思いますが、既に2215本体がある場合は、水流を和らげる工夫で使用は全く問題ないと思います。尚、ダブルタップを絞って水流を弱める事はモーターに負担が掛かりそうなので行ってません。
右側のEHEIM 2211の濾過槽容量は、1.3リットルでした。EHEIM 2215は、4.8リットルあります。更にEHEIM 2211の300L/h流量は、EHEIM 2215では、620L/hの流量になります。共に60Hzでの流量です。1時間で水槽の水が約18回濾過されて入れ換わる事になります。
webで循環回転数は1時間で5~7回転までが標準との記事を見つけましたが、ウチのシステムは循環回転数18回!バクテリアはきちんと仕事ができるんだろうか?